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ハンサードインターナショナル概要
ハンサードインターナショナルはハンサードグローバルグループのひとつです。創設は1987年、オフショア投資を提供している会社の中では歴史の浅い会社です。本社はRL360°(ロイヤルロンドン)やフレンズプロビデント同様、イギリスのマン島にあります。
ハンサードの住所
Hansard International Limited
Harbour Court
Lord Street
Box 192
Douglas
Isle of Man
IM99 IQL
115の国でサービスを展開、528人のアドバイザー、10億ドルの預かり資産、40,000人のクライアントを要する企業です。
ハンサードグループは2006年にロンドン証券取引所(London Stock Exchange, LSE)に上場しています。
ハンサードの本社は世界有数のオフショア金融管轄地のひとつであるマン島のダグラスにあります。
※マン島についての解説記事はこちら
もちろん、香港・アジアにもアドミン機能(管理部門)があり、アジア顧客に対する事務的なサービスサポートを行っています。
ハンサードの提供するサービス
ハンサードはイギリスをはじめ世界中の個人や企業に対して、保険や年金プランを提供しています。預かり資産が巨大な為、通常大口での投資しか受け付けない世界トップクラスのオフショアファンド・ヘッジファンドへの小口での投資(一括・積立)口座の提供、リスクヘッジを考慮したポートフォリオの構築が可能です。
実際、同社が独自に厳選した100種類超のオフショアファンドリストより10種類程度のオフショアファンドファンド・ヘッジファンドを選択し投資をして行くことができる投資口座を提供しています。
また、ハンサードが提供している投資口座は、イギリス・マン島で組成されています。マン島で組成された保険商品はマン島政府の法律により、仮に商品提供会社が倒産しても投資家の資産の時価総額の最高90%が保証されています。その法律の適用を受けるため、あえて保険商品としてのプランをマン島で組成しています。
ハンサードの商品は、同社より許可を受けた代理店、もしくはIFA(インディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー) を通すことで購入可能です。IFAは投資家たる皆様が自由に選択出来ます。IFAが提供するサービス、運用方針等を良く比較・検討して選ぶ必要があります。
尚、商品を最初に購入する際はIFAを通すことが必須ですが、購入後はいつでもIFA契約を終了することが出来ます。
積み立てのAspire(アスパイア)、Vantege(バンテージ)と一括のUPP(Universal Personal Portfolio)
ハンサードについては悪質な代理店(IFAではない)と紹介者による詐欺まがいの営業行為が横行した為、アスパイアは販売を中止し、現状、売出し中の積み立て商品はバンテージ(Vantege)、一括ではUPP(Universal Personal Portfolio)という事になります。商品についての詳細は別記事で解説しますが、ざっくり言うと、
【Vantage(バンテージ)】
●投資形態:積立
●投資通貨:7種類(GBP/EUR/CHF/USD/AUD/HKD/JPY)
●契約期間:10年〜35年
●最低投資額:250GBP〜/月
●初期積み立て期間:年数によって異なる
例)10年契約の場合:18ヶ月、24年以上契約の場合24ヶ月
●積立一時停止:5年毎に12ヶ月停止可能、但し初期口座期間終了後
●手数料:
年間管理費用:1.5%/年(貯蓄口座と初期口座に対して)、5.5%/年(初期口座に対して)
サービス費用:7.25GBP/月(但し払込済み済みの場合は12.25GBP/月)
早期解約手数料(残契約年数により変動)
スイッチング手数料:オンラインの場合は無料、書類の場合は45GBP/回
クレジットカード手数料なし
【UPP(Universal Personal Portfolio)】
●投資形態:一括
●投資通貨:7種類(GBP/EUR/CHF/USD/AUD/HKD/JPY)
●最低投資額:GBP25,000~
●増額(トップアップ):GBp5,000〜
●手数料
年間管理費用:1.7%/年
サービス費用:95GBP/四半期
※商品の種類としてOption Z5, Option Z8, Option Yがある
※これらはあくまで参考情報です。内容は突然変更になる可能性もありますし、解釈が間違っている可能性もあります。
ハンサードは日本語でのオンラインサービスを提供
ハンサードはオンラインサービスが比較的充実しているプロバイダーのひとつです。こちらはログイン後の画面です。
契約内容の詳細はもちろん、現在の時価評価額、ファンドリスト、積み立て履歴、スイッチング履歴等の情報を見ることが出来ます。また、契約しているIFAの連絡先も記載されていますので、何かわからないことがあればすぐにIFAに問い合わせる事が出来ます。
もちろん、ハンサードに直接問い合わせをすることも可能です。
ハンサード商品の勧誘・販売は日本でも香港でも違法
ここまで紹介してきたハンサードですが、ハンサードの商品は日本の金融庁に登録されていない未認可商品であり、香港においても同様に認可を受けていません。つまり、日本においても香港においても物理的にその国で勧誘や、販売、そして契約仲介という業務が行えないという事です。日本の業者であろうと海外の業者であろうと、自国もしくは日本において書類にサインをさせるという行為には、販売側に違法性が認められます。
但し、これは主に販売側(IFA)を規制する話しであって、購入者の購入を妨げるものではありません。
ハンサードの商品を合法的に契約するには?
ハンサードの商品を契約する為には、プリントアウトされた契約書類にサインをしてマン島に郵送する必要があります。しかしこの手続を全て自分でやろうとしてもハンサードは受け付けてくれません。IFAを通してくれという事です。その為、IFAにお客様側から連絡を取って契約書類を入手し、それに自分で記入、サインをしてIFAに返送、IFAからマン島に送るという方法が最も合法的な手段と言えると思います。
ハンサードの契約でお困りの方はご連絡ください
私達は、ハンサードの商品をご契約したものの、手に負えず困っている方をサポートします。特にIFAと連絡が取れなくなってしまった方、友人の紹介で契約したので辞めにくい、一時停止や解約をしたいけど高額な手数料がかかりそうで不安、などどんなお悩みでも構いませんのでまずはご相談ください。ご相談はもちろん無料です。
せっかく契約した商品ですからそれを活かす方法を一緒に考えましょう。