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ロイヤルロンドン(Rl360°)は詐欺?
まず始めにご理解頂きたい事ですが、ロイヤルロンドン(RL360°)は詐欺を働く会社ではなく、れっきとした保険会社です。商品内容についてよく理解しないまま知人やファイナンシャルプランナー、代理店の紹介で商品を契約してしまい、損をしてしまったことでロイヤルロンドン(RL360°)=詐欺と勘違いしている方がいらっしゃいますので、そういう方はまず以下の記事をお読みください。
RL360°(ロイヤルロンドン)=詐欺ではありませんので冷静に!
ロイヤルロンドン(Rl360°)はロイヤルロンドングループのインターナショナル部門
ロイヤル・ロンドン・グループは、140年以上の歴史を誇る英国最大の相互保険組合で、1861年に設立されました。
ロイヤルロンドングループの本社はイギリスロンドンにあります。
Royal London Group Registered Office
55 Gracechurch Street
London
グループ内での運用管理総額は、359億ユーロ以上、顧客数は340万人以上、社員数は約3,000人の大きな企業です。さて、ロイヤルロンドン360ですが、このロイヤルロンドングループのインターナショナル部門を担っています。
参考)ロイヤルロンドングループ会社一覧
ロイヤルロンドン/RL360°
スコティッシュプロビデント/Scottish Provident
ロイヤルロンドン プラス/Royal London PLUS
スコティッシュライフ/Scottish Life
ブライトグレイ/brightgrey
マネービスタ/moneyvista
ラム/rlam
アズセントリック/ascentric
カレドニアンライフ/Caledonian Life
ロイヤルロンドングループはRL360°(RL360 Insurance Company Limited)が2013年の10月にVITRUVIAN PARTNERSの資本によってロイヤルロンドングループから買収されて組成されたものです。ロイヤルロンドンの本社は世界有数のオフショア金融管轄地のひとつであるマン島のダグラスにあります。
※マン島についての解説記事はこちら
もちろん、香港・アジアにもアドミン機能(管理部門)があり、アジア顧客に対する事務的なサービスサポートを行っています。
ロイヤルロンドン(RL360°)の提供するサービス
ロイヤルロンドン360はイギリスをはじめ世界中の個人や企業に対して、保険や年金プランを提供しています。預かり資産が巨大な為、通常大口での投資しか受け付けない世界トップクラスのオフショアファンド・ヘッジファンドへの小口での投資(一括・積立)口座の提供、リスクヘッジを考慮したポートフォリオの構築が可能です。
実際、同社が独自に厳選した100種類超のオフショアファンドリストより10種類程度のオフショアファンドファンド・ヘッジファンドを選択し投資をして行くことができる投資口座を提供しています。
また、ロイヤルロンドン(RL360°)が提供している投資口座は、イギリス・マン島で組成されています。マン島で組成された保険商品はマン島政府の法律により、仮に商品提供会社が倒産しても投資家の資産の時価総額の最高90%が保証されています。その法律の適用を受けるため、あえて保険商品としてのプランをマン島で組成しています。
ロイヤルロンドン(RL360°)の商品は、同社より許可を受けた代理店、もしくはIFA(インディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー) を通すことで購入可能です。IFAの構築するポートフォリオによって運用の利回りに大きく差がでるため、IFAの選択は非常に重要です。
尚、商品を最初に購入する際はIFAを通すことが必須ですが、購入後はいつでもIFA契約を終了することが出来ます。
ロイヤルロンドン(RL360°)商品の勧誘・販売は日本でも香港でも違法
ロイヤルロンドン(RL360°)の商品は日本の金融庁に登録されていない未認可商品ですが、香港においても同様に認可を受けていません。つまり、日本においても香港においても物理的にその国で勧誘や、販売、そして契約仲介という業務が行えないという事です。日本の業者であろうと海外の業者であろうと、自国もしくは日本において書類にサインをさせるという行為には、販売側に違法性が認められます。
但し、これは主に販売側(IFA)を規制する話しであって、購入者の購入を妨げるものではありません。
ロイヤルロンドン(RL360°)の商品を合法的に契約するには?
ロイヤルロンドン(RL360°)の商品を契約する為には、プリントアウトされた契約書類にサインをしてマン島に郵送する必要があります。しかしこの手続を全て自分でやろうとしてもロイヤルロンドン(RL360°)は受け付けてくれません。IFAを通してくれという事です。その為、IFAにお客様側から連絡を取って契約書類を入手し、それに自分で記入、サインをしてIFAに返送、IFAからマン島に送るという方法が最も合法的な手段と言えると思います。
積み立てのQuantmu(クァンタム)と一括のOracle(オラクル)
現状、日本人が契約できる商品は積み立てではQuantmu(クァンタム)、一括ではOracle(オラクル)という事になります。商品についての詳細は別記事で解説しますが、ざっくり言うと、
【Quantmu(クァンタム)】
●投資形態:積立
●投資通貨:7種類(GBP/EUR/CHF/USD/AUD/HKD/JPY)
●最低投資額:契約年数5年〜9年の場合はUSD640〜/月、10年以上の場合USD320〜/月
●積立一時停止:最長2年間停止可能、但し初期口座期間終了後
●ロイヤリティボーナス:10年以上の契約に限り、時価評価額の0.25%
●手数料:
初期口座に対して6%/年
証券管理費:7.68USD/月
ファンド管理手数料0.125%/月
早期解約手数料(残契約年数により変動)
スイッチング手数料なし
クレジットカード手数料なし
【Oracle(オラクル)】
●投資形態:一括
●投資通貨:7種類(GBP/EUR/CHF/USD/AUD/HKD/JPY)
●最低投資額:USD32,000~
●増額(トップアップ):USD4,000〜
●ロイヤリティボーナス:6年目以降0.5%
●手数料
初期手数料:プラン開始から5年間、初期投資額x1.5%/年
証券管理費:時価評価額の1.2%/年
●ファンド形式:ダイレクトファンド
※これらはあくまで参考情報です。内容は突然変更になる可能性もありますし、解釈が間違っている可能性もあります。
ロイヤルロンドン(RL360°)の契約者でお困りの方はご連絡ください
私達は、ロイヤルロンドン(RL360°)の商品をご契約したものの、手に負えず困っている方をサポートします。特にIFAと連絡が取れなくなってしまった方、友人の紹介で契約したので辞めにくい、一時停止や解約をしたいけど高額な手数料がかかりそうで不安、などどんなお悩みでも構いませんのでまずはご相談ください。ご相談はもちろん無料です。
こちらの記事でも解説しております通り、ロイヤルロンドン(RL360°)は詐欺会社ではありません。
ロイヤルロンドン(RL360°)の商品は、積み立て停止や減額をしてしまうとリターンが思うように出ない商品ですが、リスクレベルと契約年数に応じたポートフォリオ管理を怠らず、しっかりと積み立てを行っていけば、必ず将来のための資産形成に役立つものです。
せっかく契約した商品ですからそれを活かす方法をアドバイスさせて頂ければと思います。