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個人情報の変更は書類1枚で簡単です
投資家の皆様がIFAを通さなくても各種手続きが出来るようにサポートするこのシリーズ。いざプロバイダーに連絡しようとしてもメールアドレス登録が古いままになっていたり、個人情報の更新が出来ていない人が多いのでその手続きについて解説します。個人情報と言っても色々なものがありますし、証明書類の必要なもの、必要でないものがあります。いざという時に困らない為に手続き方法を一度確認しておくとよいでしょう。
シリーズ全コンテンツとタイトルとリンクを以下に掲載します。
個人情報といっても色々
まず、個人情報と一口に言っても様々ある事はお分かりかと思います。ざっと上げると、
・住所(通常、登録住所と通知先住所が区別されます)
・電話番号、携帯電話番号、会社電話番号
・メールアドレス
・FAX番号
・氏名
・パスポート番号
・署名(サイン)
また、納税者番号、マイナンバーなども個人情報ですね。
◯必要な手続き
・個人情報変更書類への記入、サイン、郵送
・情報変更を証明する書類原本もしくはコピーの郵送
◯手続き完了までの期間
プロバイダーが書類を受領してからおよそ1週間くらい
◯手続きにかかる費用
無料(書類郵送代のみ)
◯注意事項
・一般的に、住所変更であれば運転免許証コピーや住民票原本、氏名変更であればパスポートコピーと婚姻証明(戸籍謄本原本)、パスポート番号変更であればパスポート番号など、情報を証明する書類が必ず必要になります。事前にIFAに必要書類を問い合わせる事をお勧めします。
個人情報変更は必ず届け出ないといけないの?
さて、これらの個人情報ですが、基本的には変更があった段階で手続きをするのがよいのですが、多少遅れても大きな影響はありません。
プロバイダーから直接連絡が来ることはほとんどありませんし、IFAとさえ連絡が取れていれば手続きはなんとでもなります。
もしIFA契約を終了していたり、IFAがいるはずなのに連絡が取れないという人は、自分自身で手続きする必要があります。そして、仮に積み立ての引き落としが失敗したり、何かトラブルがあった時にプロバイダーから連絡が取れなくなってしまう為、住所、電話番号、メールアドレス、これらのどれかひとつでも必ず最新のものに保つように意識はしておきましょう。
ロイヤルロンドン(RL360°)の住所変更書類の例
では実際にロイヤルロンドン(RL360°)の住所変更のやり方を見てみましょう。
RL360のウェブサイトから住所変更用の書類をダウンロードできます。
http://www.rl360.com/generic/downloads/rl034.pdf
上記はPDFファイルへの直リンクですが、URLは変更される可能性がある為、もし開けなかった場合は以下のURLから入り、「Change of address」というフォームを探してください。
http://www.rl360.com/row/downloads/forms.htm
記入方法の見本はこちらです。
【余談】オフショア投資にマイナンバーの記入が必要な日が来る?
たまにお問い合わせを頂きますが、マイナンバーをプロバイダーから要求されることがあるのでしょうか?、というものです。
答えは今のところノーです。
そもそも、これはプロバイダーからの要請が発端ではなく、日本政府がオフショア投資を提供しているプロバイダーに通達をするものです。
実際、アメリカ政府の場合、アメリカで納税義務のあるものがオフショア投資をする場合、アメリカの納税者番号を必ず記載しなければいけません。
今後、マイナンバーをプロバイダーに対して通知する必要が出てくるのかどうか分かりませんが、海外資産に対する申告義務を強化している以上、そのような日もいつかやってくるかもしれませんね。
そうなった時に慌てないように、オフショア投資で持っている資産は適切に日本国内でも税務申告することをお勧めします。