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積み立てを途中で停止する理由の是非について解説します
前回の記事では、初期に積み立てを停止してしまう事のデメリットについて書きました。
それは、手数料が重くなること、再開のタイミングを逃すことの2つでした。
そして、積み立て停止の理由としては以下の3つがあるという所までご紹介しました。
1) 経済上の理由
2) IFAのサポートが得られないから
3) 期待していたような利回りが出ないから
この記事では、この3つの理由についてひとつずつ検証していきましょう。
積み立て停止の理由①「経済上の理由」
経済上の理由であれば、すなわち積立資金を捻出できないのであれば積立停止はやむを得ません。
積立投資は借金して行うものではありませんので経済上の理由があるのであれば積立を停止しても仕方ありません。
なんとか積立資金を捻出する余力を取り戻し、早期に積立を再開してください。
積み立て停止の理由②「IFAのサポートが得られない」
担当IFAのサポートが得られなければ不安になります。
不安になれば、積立を継続する意思は失われます。
しかし、弊社のブログをご覧頂いている方なら、IFAは選択するもの、サービスが悪ければ他に行けば良いと知っているはずです。
積立投資自体は継続しつつ、そのIFAと縁を切りましょう。
積み立て停止の理由③「期待していた利回りが出ない」
積立停止の理由のなかでも、この理由ほどもったいないものはありません。
なぜなら、利回りが悪いことが積立投資にとってはプラスに働くことが多いからです。
むしろマイナスでいたほうがいいことだってあるくらいです。
しかし、そういった十分な説明を投資家は”代理店”や”紹介者”からは受けていないことが多いです。
IFAではない、代理店や紹介者などの荒っぽい説明のせいで高すぎる期待をしてしまい、それが達成されないとすぐに停止をしてしまう… そのような勇み足は踏みとどまらなければいけません。
その手助けとなるのが”ドルコスト平均法”という考え方です。
ドルコスト平均法とは毎月一定額を投資し続けることで買い付け価格を平均化していく手法をいいます。
このドルコスト平均法を採用したからといって儲かる、というわけではありません。
投資対象が高いか安いかを判断せずひたすら投資をしていくことで、平均的には儲かるチャンスがある、というだけの話です。
ですのでドルコスト平均法自体がスゴイわけでもなんでもありません。
では実際にドルコスト平均法とはどのような効果があるのか、次の記事で検証していきましょう。