マネー・マーケット・ファンド偏向のポートフォリオに注意!
フレンズのCR(キャピタルリデンプション)やPremier(プレミア)、ハンサードのAspire(アスパイア)をご契約されている方からのお問い合わせを良く頂きますが、ポートフォリオを見せてもらうと、ひとつの大きな傾向があります。それはマネー・マーケット・ファンドに多くの資金をつぎ込んでいるという事です。
例えば、フレンズの場合はJPM USD Money Market、ハンサードの場合はHIL US dollar depositが代表的でしょうか。マネー・マーケット・ファンドがもちろん悪いわけではないですが、問題はそのバランスです。債券市場が世界的な低金利状態にある今、しばらくの間、このようなマネー・マーケット・ファンドは持ち続けると資産が減ることはあっても増えることはありません。
弊社にお問い合わせ頂く方のポートフォリオを見ていると、少なくとも50%、下手すると80%以上がマネー・マーケット・ファンドにつぎ込まれていて、しかもそのまま何年も持ち続けている場合もあり、非常に驚きます。恐らく、低リスクなポートフォリオを組んで安心させようというIFAをの意図なのかもしれませんが、25年や30年の長期契約を結んでいる場合、積み立て初年度からずっとこのようなポートフォリオを組んでいても資産は一向に増えていきません。
シンプルな話ですが、定石として積み立て初期はハイリターンを狙っていきますので、マネー・マーケット・ファンドの代わりに、株式の比率を8割〜9割に高めるべきです。ご自身のポートフォリオを見直し、もしこのようなマネー・マーケット・ファンドに多くが割り当てられている方は一度IFAに理由を確認することをお勧めします。また、そもそも投資しているファンドの数が少ない(1個〜5個程度)場合も要注意です。変だなと思ったらお気軽にご相談下さい。