収入が不安定なのに積み立て投資?
「私はまだ社会人になったばかりで貯金はあまりありません。仕事もいつまでも続けるかわかりません。友人から紹介されて海外積み立てを契約してしまいましたが、本当にこんな事をしていていいのでしょうか。」
こんな問い合わせを頂く事が結構あります。
そういう方は、海外積み立てを契約するべきではありません。
なぜならこういった海外積み立て投資を契約するのは、生活に余剰資金がある方が行うことが前提だからです。具体的には、最低限、以下の条件を満たしている必要があります。
1.仮に今仕事が無くなっても1年間は生活出来るだけの余裕がある
※家族がいる方は家族を養えるだけの貯蓄がある
※もしご実家暮らしでしたらこの点はあまり心配ないかと思います
2.積み立て投資の毎月の支払金額が手取り月収の20%以下である
※出来れば10%以下が理想です
3.少なくともこれから10年は上記の安定した収入が見込めること
※もちろん急なリストラ等は予測できませんが、自分自身に仕事を継続する意思があるかどうか
4.少なくともこれから10年の間の予測可能な出費に対する準備が出来ていること
※クルマの購入、自宅購入、婚姻費用、子供の養育費など
※両親が急に病気になったり介護が必要になったりして仕事が続けられなくなったり、医療費がかかる場合もありますね
目先の良さそうな話に乗せられてしまう前に、このような事をしっかり検討した上で契約することをお勧めします。
契約してしまってもクーリングオフ制度があります
契約直後に、「やっぱり不安なのですがどうしたらいいでしょうか?」と問い合わせてくる方もいらっしゃいます。
まず知って頂きたいのは、ハンサード、ロイヤルロンドン360、インベスターズトラスト、フレンズプロビデントなどのオフショア投資商品にはクーリングオフ制度があります。
証券発行日から21日以内に申し出れば無料で解約することが出来ます。
契約書を書いた日からではありません、証券発行日からですので、もし契約書にサインしてすぐであれば間に合う可能性が高いです。
よく分からないからと諦めないでくださいね。