上半分は利下げ開始から利下げ終了までの株価の上昇率、下半分は利上げ開始から利上げ終了時の株価の上昇率。利下げ局面よりも利上げ局面のほうがリターンにして2-3倍上昇している |
積立投資については、ポートフォリオを変更した。会員の皆様は、弊社の推奨ポートフォリオを参考にして逐次ポートフォリオの変更をお願いしたい。ポートフォリオ変更の方法について分からない場合は気軽にお問い合わせいただきたい。 連銀が利上げするのはほぼ確実で、後は年間で何回利上げするのかが焦点となっていることは前回のニュースレターでも書いた。 利上げのニュースだけで実際に利上げをしたわけでもないのに、年初来株価は落ちている。ここで「利上げ=株価に悪影響」と脊髄反射してしまう方のために、安心材料を提供する意味でも改めてその直感をデータで反証しておきたい。 利上げで株価は上昇する 利上げするぞ、となると債券価格は下落する。利上げすると、米国債券の利回りが上昇するので米国よりも信用力のおとる国や会社はさらなる利回りを投資家に提供しないといけない。すでに発行し流通している既存の債券の価格が下がるのはそのせいだ。ただ、短期では債券価格は下落するが長期では分からない。なぜなら米国の長期的な信用は、たとえばアップルのそれよりも低いこともあるからだ。 とはいえ利上げによって債券価格は下がるか、良くても微増と考えておいたほうがよい。 しかし株式は別だ。利上げ局面で株価は上昇することが過去の歴史でも繰り返されている。時間はかかるかもしれないし、利上げ開始局面で一時的に10-20%の株価下落はあるとしてもその後に再び上昇をしている。これはおそらく、それまでの利下げで十分に力を蓄えた企業が利上げによっても成長を維持できるくらいの力強さがあるからだ。逆にいうと、多くの企業の成長をくじくほどの利上げは行わないということになる。 またインフレによって企業は値上げをせざるをえないが、額面での売上が伸びるのでこれも追い風となる。したがって利上げ局面では資産運用の主役は債券よりも株式となる。ちなみに年初来株価は下落したが、弊社はこの下落は一時的なものとみている。ここから株価がどれくらい上昇するかまでは分からないが、利上げするからといって株式市場を悲観的にはみていないしむしろこの下落の中を買い進められるのであればラッキーなことだとすら思う。 |
ポートフォリオ
積立投資 – 2020年3月ぶりの変更 積立投資については、ポートフォリオを変更した。会員の皆様は、弊社の推奨ポートフォリオを参考にして逐次ポートフォリオの変更をお願いしたい。ポートフォリオ変更の方法について分からない場合は気軽にお問い合わせいただきたい。 一括投資 一括投資についても推奨ポートフォリオを変更していくが、積立投資よりも繊細な取り扱いが必要となるため順次決定していきたい。 |
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