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積み立ての支払い遅延・滞納はどこまで許される?

積み立て投資
2017 10月 25

積み立ての支払い遅延や滞納についてのお問い合わせが多くなっておりますので、その対応方法を解説します。

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目次

積み立ての支払いが遅延しても救済措置はあります

積み立ての支払い遅延や滞納についてのお問い合わせが多くなっておりますので、その対応方法を解説します。まず、支払いの遅延や滞納が起こるパターンとしては以下の様なものが考えられます。

【クレジットカードの問題】
・クレジットカードの限度額を超えている
・クレジットカードの有効期限が切れている
・セキュリティ上の理由によりカード会社が海外から請求を突如拒否した

【銀行口座の問題】
・口座残高が不足している
・何らかの理由で口座が凍結・閉鎖されてしまった

【手続き不備の問題】
・支払い方法を登録した際に情報が間違っていた
クレジットカード番号が異なる、サインが異なる
銀行口座番号が異なる、サインが異なるなど

これらの問題が起こっても1~2回程度では通常大きな問題とはなりませんので出来るだけ早く対処することが重要です。

尚、この記事は以下のシリーズ記事のうちのひとつです。

1.全ての手続きに共通して必要な考え方
2.積立金額の減額 / Reduce Regular Contribution
3.積立金額の増額 / Increase Regular Contribution Amount
4.一時停止 / Premium Holiday
5.払い込み済み(Paid up)
6.一部引き出し(Partial Withdrawal)
7.解約 / Full Surrender
8.支払い方法の変更 / Change of Payment Method
9.支払い遅延・滞納への対応 / Outstanding Premium
10.ファンドスイッチング / Investment Choice Switching
11.契約情報の確認 / Contract Information
12.運用レポートのダウンロード / Download Valuation Report
13.個人情報変更 / Change of Personal Information
14.受益者指定 / Beneficiary Designation”
15.IFAの移管・変更 / Appointment・Change of third party Financial Adviser
16.IFA契約の終了 / Termination of third party Financial Adviser

支払遅延時の措置はプロバイダーによって異なる

積み立ての支払いが遅れてしまった時、プロバイダーがどのように対処するか、そして顧客が何をすべきかはプロバイダーによってかなり異なりますので、いくつかのパターンに分けて説明します。

同月中に自動で再請求してくれる

一番親切なパターンがこれです。何らかの理由で引き落としが出来なかった場合、同月中に再度自動請求をかけてくれます。

クレジットカード支払いの場合、一度クレジットカード会社に連絡して引き落としが出来なかった理由を確認する必要があります。限度額の問題であれば一時的に限度額を上げてもらうなどの対応が出来ます。それが無理な場合、再請求でも引き落としが出来ない事になりますので、通常、支払いは翌月に持ち込まれます。

一度に2ヶ月分の請求が来ることになりますので、ここでも限度額を超えないように注意する必要があります。

一方、銀行口座振替の場合、口座残高不足の場合がほとんどですので、再請求までに口座に資金を入れておく必要があります。

自動で翌月に持ち越される

同月中に再請求をせず、1ヶ月分がそのまま翌月に持ち越されるパターンです。一度に2ヶ月分の請求がくる事になりますので、クレジットカードなら限度額に注意する必要があります。

何もしてくれない

引き落としができなかった月の分はそのままという場合もあります。この場合、プロバイダー側が、未払金があっても積み立ての継続を認めている場合もありますが、未払いを認めてくれない場合、国際送金などで未納分を支払う必要があります。

国際送金は高い手数料が取られますので、何もしてくれないプロバイダーの場合は極力支払遅延が起こらないように気を使うべきでしょう。

支払いを遅延すると何が起こるのか

支払いを遅延・滞納し続けた場合、多くのプロバイダーが積み立ての強制的な一時停止措置を取ります。これは、結果としては自分で一時停止手続きを取った場合と変わりませんが、プロバイダーから見たステータスは恐らく違います。

クレジットカードヒストリーのようなもので、未払い蓄積による強制一時停止というステータスはしっかり残るものと考えられます。

この後、積み立ての再開手続きを取れば再開することは出来ますが、後に、1回遅延しただけでも支払い方法の再登録を求められたり、積み立てる客としての信用力を失った状態になる事を覚悟せねばなりません。

ただ、プロバイダーにとっては1ヶ月くらいの遅延は日常茶飯事ですので、1回や2回ではブラック認定はされないと考えてよいでしょう。

支払い遅延猶予は最大3ヶ月までと考える

では、どこまでなら許されるかというと、これは経験上3ヶ月くらいだと思います。3ヶ月丸々積み立てが無いと、多くのプロバイダーが強制一時停止措置を取ります。

上で説明したような自動で再請求をかけてくれるようなプロバイダーの場合、3ヶ月遅れたという事は再請求を含めて6回請求しても通らなかったという事ですので、これは仕方のない事だと言えるでしょう。

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初期約束口座期間だったら要注意!

実は今までの話は、積み立ての初期約束口座期間が終わっている場合という前提です。

初期約束口座期間についてはこちらの記事をご覧ください。

初期約束口座期間とは必ず積み立てをしなければならない期間ですので、この期間中に複数回支払いが遅延・滞納する事は明確な規約違反となり、厳しい措置が取られます。

具体的には、Lapse(ラプス)と言って、証券が失効となってしまいます。Lapseしてしまうと最悪です。それまで積み立てた金額が全て没収されてしまいます。初期約束口座期間中は積み立ての一時停止も減額も出来ませんので、何とか積み立てを継続できるようにしないといけません。

クレジットカード支払いが遅れた場合の対策まとめ

冒頭にも書きましたが、クレジットカード支払いが遅れるのはだいたい以下の様な時です。

・クレジットカードの限度額を超えている
→限度額の調整を行いましょう

・クレジットカードの有効期限が切れている

→新しいクレジットカード登録手続きを行いましょう。
こちらの記事を参考にしてください。

・セキュリティ上の理由によりカード会社が海外から請求を突如拒否した
→クレジットカード会社に連絡して、自分が契約しているプロバイダーからの請求であり、不正請求ではない事を説明しましょう。

銀行口座振替が遅れた場合の対策まとめ

・口座残高が不足している
→すぐに口座に資金を補充しましょう。HSBCであれば自分の口座に国際送金を行います。

・何らかの理由で口座が凍結・閉鎖されてしまった
→まずは口座の状態を確認するため、銀行に電話しましょう。HSBCであればカスタマーサポートの電話がありますが、当然英語が中国語しか受け付けてくれません。言葉の問題がある場合、IFAに相談してみてください。

ただ、口座振替が行われている限り、口座凍結等は考えにくいですので、もし急に口座が使えなくなってしまった場合はマネーロンダリング口座の疑いをかけられるなど深刻な理由が可能性がある可能性もあります。

そういった場合、香港に行って解決する必要が出てきますので、難しい場合はクレジットカード払いに変更するのも手かもしれません。

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