目次
オフショア投資、自信を持ってやれていますか?
仰々しいタイトルをつけてしまいましたが、オフショア投資をされている方から色々とお問い合わせを頂く中で、この3つがどれも欠けている人が非常に多いと感じましたので、簡単に書いてみました。
オフショア投資、海外積み立てをやっていはいるものの、何となく不安がある人は、ご自分の胸に手を当てて考えてみてください。
その1 資産運用の目的とゴールが設定されている
立派なIFAがついていても、これができていな人は大変多いです。海外積み立てでも日本国内の投資商品を買う場合でも一緒なのですが、資産運用には目的とゴールが必要です。
平たく言うと、
自分がいつまでにいくらのお金が必要かがわかっている
将来の資産ニーズをしっかり把握している
という事です。
これが無いと、最低利回り10%保証とか、元本確保型で140%のリターンなどという言葉に釣られてしまいます。
具体的には、安定した仕事、収入についた上で、家計の見直しを行うことからスタートするべきでしょう。将来のイベント、結婚や出産、養育費、住宅やクルマの購入などをリアルに想定することが必要です。
その2 信頼できるIFAが身近にいて、いつでも、どんな事でも相談出来る
あなたがどんなに金融知識に長けていて勉強家であったとしても、金融業を生業としているので無い限り、海外積み立てで投資しているファンドの中身や、ポートフォリオ管理まで全て自分で把握して行うにはいくら時間があっても足りないでしょう。
オフショア投資は必ず金融のプロであるIFAのアドバイスを受けることが必須です。自分で勉強できないし、大切なお金の事だからこそ、なにか困ったことや不安なことが合った時にはいつでも相談できる相手が必要です。
また、その相談できる相手は、「信頼できる友人」や「日本のファイナンシャルプランナー」などではなく、香港の金融ライセンスを持ったIFAに所属しているファイナンシャル・アドバイザーである事を必ず確認してください。
ライセンスの確認方法についてはこちらの記事を参照してください。
その3 自分が契約している商品の契約内容をよく理解している
これは当たり前の事なのですが、紹介者や代理店経由でオフショア投資、海外積み立てを契約した人の中には、契約内容を把握していない人がたくさんいます。
理解しておくべき契約内容とは、以下の様なものです。
・商品プロバイダー名
※ロイヤルロンドン360、ハンサード、インベスターズトラスト、フレンズプロビデントなど
・IFAの名前とファイナンシャル・アドバイザーの名前、経歴
※IFA=Independent Financial Adviserの略で、保険会社などから独立した第3者的な立場でアドバイス、商品仲介が出来る会社の事です。日本にいる紹介者や代理店などはIFAではありませんのでご注意ください。
・契約構造とかかっている手数料
※IFA、代理店、紹介者など自分の契約の間に誰がいて、いくらの費用を取られているのか、費用に見合ったサービスは受けられているか
・契約金額
※積み立ての金額、毎月USD500など
・契約年数
※積み立ての契約年数、20年、25年などが多い
・解約時の手数料
※契約年数によりますが、多くの積み立て商品は、契約から10年、15年経たないと高額の解約手数料がかかります
オフショア投資に限らず日本でも同じです
この3つを眺めてみて、いかがでしょうか?
何も特別なことは無いというのがお分かりかと思います。日本では銀行や証券会社から商品を買ったり、ファイナンシャルプランナーのアドバイスを受けたりするので、ライセンスのない人から商品を買うという意識がほとんど無いと思います。
これが海外になると、なぜか皆さんハードルが下がってしまい、知人の紹介ベースで高額な契約をしてしまうケースが多々あります。
これから海外積み立てを契約される方も、既に契約して何年も立っている方も、契約したばっかりで不安いっぱいの方も、自分のオカネの事については最低限この3つを意識しておきましょう。