資産を把握するための3つの質問には答えられましたか?
自信がない方は、資産を一覧表に書きだしてみましょう。第5回目は、負債の洗い出しについてです。
負債の一覧表を作る
借金については、資産以上に存在確認をしっかり行って、いついくら支払わなければならないかを完全に把握して置かなければなりません。借金の支払いは、あなた自身の信用に関わる問題だからです。
借金を返済するために、毎月かなりの負担が生じているとするなら、投資に積極的になるべきではありません。投資の結果、借金を膨らませて状況を悪化させるだけに終わるでしょう。特に、消費者金融などから10%を超える高い金利でお金を借りている人は投資を考えるべきではありません。そんな余裕などないはずです。
借金の理由を分析する
借金を抱えている人は、借金している理由を分析しましょう。生活費の一部としてお金を借りているなら、まずは生活水準を落とすのが先決です。生活水準を管理できない人は、投資行為を管理出来ません。万が一にも多重債務者になってはいけません。
車のローンやカードローンがあるのであれば、投資を考える前に一部でも繰り上げ返済するべきです。クレジットカードに関しては、リボルビング払いは即刻辞めましょう。利息を払わないで済む一括払いにするべきです。現状では、ローン金利は貯蓄金利の10倍以上です。ローンがある人は一刻も早く返してしまうのが一番の財テクになります。
いかなる種類のローンであっても、ローンが残っていながら株式投資などをするのは、借金をして株式投機をすることと同じです。これは最も愚かな投資戦略と言ってよいでしょう。クレジットカードでリボルビング払いを使っている人が株式投資をしている場合、意識していようがいまいが、借金しながら仕手株を商っているのと同じです。たとえその借金が住宅ローンであっても事情は基本的に同じです。
投資を考えるのは借金が完全に無くなってからにするべきです。