資産を把握するための3つの質問には答えられましたか?
自信がない方は、資産を一覧表に書きだしてみましょう。今回はその具体的なやり方についてです。
銀行口座の持ちすぎに注意!
あなたはどの銀行にどれだけお金を預けていますか?社内預金なども含めて全て見直しましょう。預金通帳はいくつあるでしょうか?思っていたより数が多くてびっくりされた方も多いのではないでしょうか?
給与振込口座としての通帳、定期預金の為の通帳、生活費を入れたり水道光熱費などの公共料金が引き落とされる通常、子供の通う学校の諸費用が引き落とされる通帳があると思えば、引っ越しするたびに作った通帳が残っていて、残高が100円もなかったり、逆に残高が20万円以上あるのに放っておかれている通帳があったりしませんか?
多くの人はこれまでの経緯で知らない間に数多くの銀行の通帳を持っています。
その通帳は何の為にあって本当に必要な講座なんどうかどうかという点を、資産を管理するという観点から見なおしてください。通帳をたくさん持っていた方がいいというものではありません。投資でも同じです。投資先は分散することが安定したリターンに繋がりますが、10個以上などあまり分散しすぎてしまうと管理の手間がばかりがかかってしまい、逆にリターンが落ちてしまいます。
管理する対象は少なくするに越したことは無いと覚えておきましょう。
通帳の絞り込みをしよう
口座が多くあれば、それぞれの通帳の届出印を覚えておくだけでも大変すね。複数の通帳とキャッシュカードを無くさないように管理するのも大変です。キャッシュカードの暗証番号は?あまりに口座が多くて、誕生日など覚えやすい番号に統一してしまっていないでしょうか?それではかえってリスクを増やすばかりです。
通帳をたくさん持っている方は、まとめてそれなりの金額になるのであれば、普通預金のままでいいのか、利息はほとんどつかないでしょうが定期預金にした方がいいのかなど、すぐに検討しましょう。すぐに使うお金、大きな支出の予定に備えるお金など、預金の性格付けを行って通帳を絞り込みましょう。
普通の個人投資家であれば、給与振込はクレジットカード引き落としなどの生活費用口座と、資産運用を意識した貯蓄用口座の2種類で充分なはずです。
日本の口座を集約してHSBCに資産を移す
海外で投資をされている方であれば、香港やマレーシアなどのHSBC口座をお持ちの方も多いと思います。もし、日本の銀行口座を複数お持ちの方であれば、前述したようにそれらを1個か2個に集約し、余ったお金をHSBCに預けてみるのもいいと思います。日本国内で遊ばせておくよりは海外で定期預金をしたり、運用したりする手段があります。
HSBC口座の位置付けとしては、単純な通貨分散、地域分散による為替リスクやカントリーリスク回避にもなりますし、海外投資で得た利益を受け取る口座としても利用できます。また、海外旅行の際にはHSBCのキャッシュカードで現地での買い物や現金引き出しも可能です。
HSBC口座にそれなりの金額が入っていれば、積み立て金を口座振替にするのもクレジットカードより手数料が安くて済みます。
香港ではリスク性の投資商品だけでなく、貯蓄をメインとした生命保険商品も多く存在します。貯蓄性の生命保険商品は、日本と比べてそれほどリターンが高いわけではありませんが、通貨分散によるメリットと合わせて考えると、日本から資産を移動させておく意味はありますね。
資産の棚卸しをきっかけに、資産の所在地についても考えてみるといいかもしれません。