
相次ぐアメリカの銀行の破綻は金融不安を引き起こすか【マーケットレポート2023年5月】
今後もいくつか銀行破綻が出てくるだろうが、金融システムにおける核弾頭のような存在ではない。むしろ増えすぎた地銀を統合できて監督官庁はほくそ笑んでいるのではなかろうか。

さらなる利上げ、さらなる犠牲【マーケットレポート2023年4月】
銀行の破綻、景気後退、ウクライナ戦争と悪い材料がほぼ出尽くしたこともあって市場は堅調に推移している。「噂で買って事実で売れ」という相場格言がある。

銀行破綻によるマクロ経済への影響【マーケットレポート2023年3月】
アメリカ政府がSVBを救済したので、一時的には影響は限定されそうだ。SVBの営業支店ではにこやかに出てくる顧客や、「何かお困りごとありませんか」と聞いて回る行員が放送されたりして、取り付け騒ぎは収まったんだな、という印象だ。

供給サイドのインフレは利上げでは防げない【マーケットレポート2023年2月】
インフレはいずれ収束するだろうが、景気後退という痛みが伴う。景気後退をさせずにこのインフレを収束させるにはどうすればいいか、だが利上げ幅をできるだけ小さくして供給側を正常状態に戻すしかない。

我々は円高を予測できたのか【マーケットレポート2023年1月】
対岸の火事ではないことは明白だが、今後日本はどうなるのか。東京の物価上昇率は3%を超えて12月には4%上昇したが、それを抑え込むために政策金利を上昇させることはできるのか。

目立った動きのない1ヶ月【マーケットレポート2022年8月】
直近の高値を昨年末だとすると、株価が下落しはじめて8ヶ月経過する。連銀の利上げペースが今後市場が期待したよりも弱いとすれば、しばらくは株価が上昇していくだろう。

インフレに耐える世界【マーケットレポート2022年7月】
世界はまだまだ続くインフレに当分の間耐え続けることになる。

過剰流動性相場の終わりの始まり【マーケットレポート2022年6月】
今後は8%台というインフレが続くわけではないだろうが、0.5、場合によっては0.75のような幅で利上げをしていくことが考えられる。

3%で留まるか、否か【マーケットレポート2022年5月】
今回の連銀の0.5%の金利上昇によって市場が動揺したことを考えると(市場が動揺した結果、事業体が前向きな気持ちになれず雇用や設備投資が産まれない可能性を考えると)、0.75%以上の大きな利上げとはならないのではないかと考えている。

楽観と過剰流動性【マーケットレポート2022年4月】
前回のニュースレターでも申し上げたとおりロシアが仕掛けた戦争でリーマン・ショックのような金融危機を引き起こすことはあり得ない。