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HSBCセーフガードとは?
先日、香港HSBC銀行は、詐欺やマネー・ロンダリングを防止するための施策として「HSBCセーフガード」を実施する事を発表しました。セーフガードのコンセプトや目的についてはHSBC公式ウェブサイトにも掲載されています。
Protecting you from fraud and financial crime
また、当然ヤフー香港や経済情報を扱うニュースサイトでも取り上げられています。世界中の情報がインターネットを通じでシェアされるようになった今、銀行に求められるセキュリティはより重要視されています。HSBCは詐欺や金融犯罪から顧客を守る為に全力を尽くすとしています。
具体的に何が行われるの?
HSBCセーフガードで行われることはシンプルで、「顧客情報を常に最新の状態に保つ」という事です。
HSBCは時と場合に応じて以下の2点を行います。
・既存顧客情報もしくは法人口座関連情報の確認及びアップデート
・正式な文書提出による最新情報の要求
では既存口座開設者は何かする必要がある?
HSBCセーフガードは、HSBCの基準に従って随時顧客情報の確認とアップデートを行うというものですので、顧客側が積極的に何かアクションを起こす必要はありません。
このアップデートは電話で行われるのか、メールなのか、もしくは書類郵送で行われるのかは明らかにされていませんが、今までの経験上、そのいずれも可能性があると思います。
この試みは最近に始まったことではありません
HSBCセーフガードという言葉は聞き慣れないかもしれませんが、口座開設者に電話などで顧客情報の再確認を行うというのは今に始まったことではありません。金融犯罪に関するセキュリティ意識が高まる度に行われています。その為特に過剰反応する必要はありません。
日本人への影響は?
HSBCセーフガードは特に日本人は気をつけろという事は特にありませんが、英語と中国語どちらも全く喋れないという方は注意が必要です。基本的に口座を保持するということは英語か中国語が喋れる、もしくは文章で理解でき、コミュニケーションが出来ることが前提とされています。
もし突然HSBCから電話がかかってきた時に全く対応出来ないと、口座凍結されたり、最悪の場合閉じられてしまう事も無いとは言えません。英語が苦手な方は、口座の維持に必要な英語は勉強しておくことをお勧めします。
弊社の以前のブログで、口座開設に必要な英会話を順を追って説明しました。不安な方は復習してみてくださいね。
HSBC口座開設の流れと必要な英会話(1)〜受付まで〜
HSBC口座開設の流れと必要な英会話(2)〜ブースでの面談〜
HSBC口座開設の流れと必要な英会話(3)〜窓口での入金方法〜
HSBC口座開設の流れと必要な英会話(4)〜ATMでの各種設定方法〜
また、口座を既に保持しているが、閉鎖されてしまうのではないかと不安な方、もしくは今は持っていないけども何となく必要に迫られている気がする方には以下の記事がオススメです。
このセーフガード実施を契機に、HSBC口座開設の必要性をご自身に問いただしてみるのもいいかもしれませんね。