2017年後半に入ってからまた少し開設が容易になってきたHSBC個人口座。今回は、HSBCでの口座開設の流れをご紹介します。現在、ごく簡単な英語での受け答えが出来る方であれば、必ず自分の力で口座開設は出来ますし、サポート役の同席も多くの場合可能です。
目次
ステップ1〜HSBC到着から面談開始まで〜
HSBCはアポ無し訪問可
事前に電話予約ももちろん出来ますが、余程急ぎでない限り、あまり必要ないでしょう。
本店に行かれる方は以下の情報を参考に行ってみて下さい。
名称 |
HSBC Hong Kong Ofiice
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住所 |
1 Queen’s Road Central, Central, Hong Kong
香港中環皇后大道中1號
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地図 | ![]() こちらをクリックするとグーグルマップへ移動します。 |
行き方 | MTR(地下鉄)の中環駅(セントラル)のK出口を出て直進し、 皇后大道中(Queen’s Road Central)の横断歩道を渡ると左手前方にあります。 |
営業時間 | 月ー木 9:00 -16:30/金9:00 – 17:00/土9:00 -13:00 日曜・祝日は休み |
WEB | https://www.hsbc.com.hk/ |
支店情報 | こちらをクリックするとWEB上で支店を検索できます |
受付で口座開設したい旨を伝える
この時に受付番号を渡されます。受付は本店のエスカレーターを1つ上がって左手です。
ソファーで待機
平日の朝イチに行けば待ち時間は5分くらいで済むでしょう。昼過ぎに行くと30分〜1時間以上待たされる時もあります。
受付番号を電光掲示板で確認
行員がその辺りをウロウロしているので、受付番号の書かれた紙を渡しましょう。
ステップ2〜ブースに入った後〜
挨拶と意思表示
ブース内にいる担当者に改めて口座開設したい旨を伝えます。
パスポートと住所証明の提示
まずは必要書類としてパスポートと住所証明の提示を求められます。必要書類をまとめると以下の通りです。
・パスポート
・香港に入国した際の入国スリップ
・英文住所証明
国際運転免許証、もしくは英文に翻訳・会計士に依る認証をされた公共料金領収書か銀行からの郵便物
・マイナンバーの情報(住民票等)
・初回入金用の現金(5万円程度から、通常は20万円くらい)
質疑応答
開設するにあたり、質問されたり、もしくは自分で申込用紙に記入します。質問内容は毎回同じとは限りません。以下はその一例です。
・口座開設の目的は?
・今の住所に何年くらい住んでいますか?
・今のお仕事は?(業種、正社員か自営業かなど)
・月収はいくらですか?
・既婚ですか?独身ですか?
・今日いくら入金しますか?
・その資金の出処はなんですか?
ATMカード発行
問題がなければその場でATMカードを発行してもらえます。ただ、この場合カードには名前が印字されていません。もし名前入りのものが欲しい場合はお願いしてみると、後日郵送にしてくれるかもしれません。ただアクティベートを香港のATMでやらないといけないので、出来るだけ当日もらった方よいと思います。カードの初期の暗証番号(PIN Number)もここでもらいます。
ステップ3〜開設成功後に必ずやっておく事〜
入金カウンターまで行って入金
必ずしも当日入金する必要はありませんが、平均預金残高に注意しておかないと、毎月口座維持手数料が取られてしまいます。口座維持手数料についてはこちらの記事を参照ください。入金カウンターは、口座開設をしたブースの逆側、つまりエスカレーターを上がって右手側にあります。
ATMでカードのアクティベート
このアクティベートは必ず香港で行わないと口座を使えるようになりませんのでご注意ください。
暗証番号(PIN NUMBER)の変更
ATMカードの暗証番号の変更は香港のATMでしか行うことが出来ません。香港にいるうちに暗証番号を初期のものから自分のものへ変更しておきましょう。香港の銀行口座の暗証番号は数字6桁です。予め考えておきましょう。
ステップ4〜出来ればここまでやっておきましょう〜
インターネットバンキングの初期登録
日本居住者の場合、インターネットバンキングが使えないとほぼ何も出来ませんので、初期登録は出来るだけここで済ませておきましょう。
インターネットバンキング登録ブースは入金カウンターの手前にあります。
登録作業はHSBC行員がサポートしてくれます。初期登録は日本で自分で行う事も出来ますが、トラブルがあった時にHSBCに電話して解決しないといけないので、なるべく行員が隣にいる状態でやりましょう。
セキュリティデバイスもこの場で申請しておきましょう。
海外引き出し限度額の設定
日本やその他の国のATMでHSBC口座から引き出しをする為には、海外利用限度額を設定する必要があります。この設定は、口座開設当日に行うことは出来ません。開設翌日であればATMから設定可能ですので、翌日も香港にいる方は香港で済ませておきましょう。
また、インターネットバンキングからも設定できますので、日本に帰ってからでも可能です。但し、セキュリティデバイスが必要ですので、セキュリティデバイスが自宅に届いてからとなります。
投資口座(Investment Account)の開設
HSBC経由で投資を行う事を考えている方は、投資口座の開設を行う必要があります。投資口座は普通預金口座と同時に開くことが出来ますが、別途リスクプロファイルアンケートに答える必要があります。リスクプロファイルアンケートの和訳をご用意しておりますので必要な方はこちらからメールでお問い合わせ下さい。無料で差し上げております。
以上が口座開設の一連の流れです。
口座開設は、行員によって、または時期によって断られる時もあります。HSBCにコネクションがある人を経由してアポを取れればこころ強いでしょう。
また、口座開設時に必要な英語は決まっています。英語マニュアルをご用意しておりますので、ご入用の方はからお問い合わせ下さい。無料で差し上げております。