目次
自分でできるオフショア投資シリーズ完結編
投資家の皆様がIFAを通さなくても各種手続きが出来るようにサポートするこのシリーズ。
今回はついに最終回となる第16回目、IFA契約の終了についてです。IFA契約を終了するという事は、自立した投資家として自分自身で全ての手続を行い、ポートフォリオ管理をしていくという事です。全くの素人投資家がこれをやるにはかなり勇気のいる事ですが、最低限のサポートがあれば、IFAがいなくとも充分運用は継続できます。
シリーズの過去記事は以下のリンクよりご覧ください。
【コンテンツ一覧】
1.全ての手続きに共通して必要な考え方
2.積立金額の減額 / Reduce Regular Contribution
3.積立金額の増額 / Increase Regular Contribution Amount
4.一時停止 / Premium Holiday
5.払い込み済み(Paid up)
6.一部引き出し(Partial Withdrawal)
7.解約 / Full Surrender
8.支払い方法の変更 / Change of Payment Method
9.支払い遅延・滞納への対応 / Outstanding Premium
10.ファンドスイッチング / Investment Choice Switching
11.契約情報の確認 / Contract Information
12.運用レポートのダウンロード / Download Valuation Report
13.個人情報変更 / Change of Personal Information
14.受益者指定 / Beneficiary Designation”
15.IFAの移管・変更 / Appointment・Change of third party Financial Adviser
16.IFA契約の終了 / Termination of third party Financial Adviser
IFA契約は終了しても大丈夫?
「IFAとの契約を終了してしまってそもそも大丈夫なのでしょうか?私の証券はどうなるのでしょうか?」
という不安をお持ちの方もいると思います。結論から言うと、商品契約上は何の問題もありません。
お客様の契約形態の中からIFAがいなくなるだけで、商品には影響を及ぼしません。具体的に言うと、IFAがいる状態でのお客様の契約は、以下のいずれかの状態になっています。
お客様 → 代理店もしくは紹介者 → IFA → プロバイダー(RL360やハンサードなど)
お客様 → IFA → プロバイダー(RL360やハンサードなど)
人によっては、お客様とIFAとの間に何人も、もしくは何社も仲介がいる可能性がありますが、IFA→プロバイダーという構造は変わりません。
お客様は通常、IFAに対して運用の一任勘定や各種手続きの代行をお願いしていると思いますが、IFA契約を終了した場合、それらのサービスは無くなる事になります。
IFAがいない事のメリットとデメリット
それでは、IFA契約を終了してIFAがいなくなるとどんなメリットとデメリットがあるでしょうか?
【メリット】
時価評価額の年間1%のアドバイザリーフィーが無くなる
これを意外と知らない方がいますが、IFA契約をしていると、時価評価額の1%が毎年アドバイザリーフィーとして引かれています。
これは、IFAが先ほどあげたような一任勘定、つまりポートフォリオの管理や各種手続きの代行をする事に対する対価となります。
IFA契約を終了する事のメリットはこれに尽きるでしょう。
【デメリット】
デメリットは上記に上げた事を考えれば分かると思いますが、
全ての手続きやポートフォリオ管理を自分でやらなければならない
という事です。
通常、簡単な英語さえ理解できれば手続きは自分で行うことが出来ますが、ポートフォリオ管理については素人が独断でやるのは危険です。
IFA契約を終了する際には、このポートフォリオ管理が自分で出来るのか、もしくは別のプロフェッショナルのアドバイスを仰ぎながら行うのかを決める必要があります。
IFA契約終了の手続き方法
◯必要な手続き
・IFA契約終了の意志を書いたレターをプロバイダーに郵送
・プロバイダーによっては所定の書類が用意されている場合もある
◯手続き完了までの期間
・プロバイダーが書類を受領してから約2週間
◯手続きにかかる費用
・無料(書類郵送代のみ)
◯注意事項
・IFAと連絡すら取れないという方は問答無用でIFA契約を終了していいと思いますが、そうでない人は、事前にIFAに相談しましょう。今の不安な点や不満を相談すれば解決してくれるかもしれません。何も言わずにIFA契約を終了されてしまうのはアドバイザーにとってとても悲しいことです。
フレンズ社CR(キャピタルリデンプション)契約者のIFA契約終了方法
ひとつの例として、フレンズ社のCR(キャピタルリデンプション)を契約している方がIFA契約を終了するための手続きをご紹介します。
手続きは非常に簡単で、以下の内容の書類をフレンズ社まで送付するだけです。
書類の送付先は以下のとおりです。
Suites 1203-1211, Two Pacific Place, 88 Queensway, Hong Kong
Friends Provident International Hong Kong Branch
IFA契約終了後のサポートはお任せください
ここまで「自分でできるオフショア投資」シリーズとして、各種手続きの方法を紹介してきました。一部の手続きについては手続き書類のサンプルもご紹介しましたので、これで少しは自信がついた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、やっぱり英語が苦手だし、投資は素人だし自分で管理するのは難しいなと思われた方もいると思います。
そういった方に弊社のサービスをご好評頂いております。手前味噌ではありますが、以下、弊社のサービス内容をご紹介させて頂きます。
【サービス】
提供するサービスは通常のIFAとほぼ同様とお考えください。ただ、大きく異なる点は、「料金が定額制である事」です。時価評価額の1%を頂戴するのではありません。
私たちはお客様の目標とするゴールとリスク許容度を元に、以下の2点を重点的に行います。
1.お客様に合ったポートフォリオ案をご提供する事
※但し、バイ・アンド・ホールドでドルコスト平均法を活かす長期投資を前提としている為、頻繁なポートフォリオ変更は行いません
2.契約中に必要となる各種お手続きがスムーズに行えるようサポートする事
投資の主体はお客様ご自身ですので、私たちはあくまでバックでのサポートに徹します。
具体的には、ファンドスイッチング方法の指導、支払方法の変更、住所の変更、プロバイダーからのお知らせの翻訳など、どんな事でもお手伝い致します。
また、以下のサービスクオリティをお約束します。
・ご相談回数は無制限です。
・メールは2営業日以内に回答します。
・Skypeにてご納得のいくまでご相談をお受けします(要予約)
【料金】
料金は月払いと年払いの2種類からお選び頂けます。
4,980円/月
49,800円/年
となりますので年払いの方が得になります。
1ヶ月からお申し込み出来ますし、ご解約はいつでも可能です。ご解約をお申し込み頂いた月の翌月からサービス停止(支払いストップ)となります。
お支払いはPaypalのみ受け付けております。
【ご注意頂きたい点】
・年払いの場合、ディスカウントの関係もあり、途中解約時に余った月ぶんの払い戻しはしておりません。
・お客様から解約のお申し出が無い限りサービスは自動更新となります。解約時は弊社までご一報ください。